どーも、たかおっちです。
夕立で雷がすごい・・・
PC落ちないかヒヤヒヤしますね。
さて、昨日で表面処理が終わったので
今日はいよいよ塗装です。
塗装といっても最初はまず「サフ」から。
サフェーサーですね。
タミヤ、クレオス、ガイアノーツ等、各メーカーからサフェーサーが出ています。
どこのものでも問題ありませんが
私が良く使うのは
クレオス:サーフェイサー#1000
ナスカ(ガイア):メカサフ ライト&ヘヴィ
ガイア:サフェーサーエヴォ各種
ですね。
塗装の前に、確実に換気できる環境、できれば塗装ブースを用意し
必ず有機溶剤対応のマスクを使ってください。
屋外で塗装する場合は息を止めればいけるかもしれませんが
塗料ミストは思った以上に空気中に停滞しますので注意してくださいね。
短期集中製作:HGUCジム改製作記05
~サフェーサーを塗装して下地を作ろう!~
まずは塗装するパーツに持ち手を取り付けます。
100均で売っている目玉クリップ、割り箸、爪楊枝と
両面テープを駆使して持ち手にします。
市販品だとスジボリ堂さんの塗装の持ち手シリーズが使いやすく、
価格も500円くらいで手頃です。
で、サフェーサーを塗るわけですが
サフとは一体何で、何のために塗るのか、簡単に説明します。
サフェーサーは解りやすく言うと下地塗料です。
プラスチックへの食いつきが通常の塗料よりも強いので
きっちりとパーツに密着します。
また、サフェーサーを下地にする事で、
通常の塗料も食いつきを良くすることが出来る為、乾燥後に剥がれにくくなります。
他に、サフェーサーは微細な傷を埋める効果もあるので
パーツの磨き傷を目立たなくしてくれます。
又、隠ぺい力が非常に強い為、プラの色を隠してくれたり、
パーツが透ける事を防いでくれます。
最後に、グレーのサフなら「
傷」や「
ヒケ」の判別がしやすくなります。
ですので、サフ>修正>サフという流れになる事が多いですね。
塗装の手法には「サフレス塗装」という物もありますが
ガンプラでは、サフで下地を作る方が一般的で確実です。
では、早速サフェーサーを吹いてみましょう。
最初に使用するのはナスカのメカサフ(ライト)です。
通常のサフは単純な薄いグレーの下地なんですが、
こちらのメカサフは、カラーとしても使えるように出来ており
下地>カラーの工程を一つ省くことが出来て便利です。
今回は2.3倍ほどに希釈し、KIDS-105でフレームパーツに塗装しました。
フレームパーツの素材にABSが多用されていました。
ABSは溶剤に弱く、割れやすいので注意が必要です。
塗装後の溶剤の揮発速度を速めれば、割れるリスクを下げる事が出来ますので
乾燥が早いように薄く塗装し、乾かします。
メカサフだと一度塗りでカラー代わりになりますので
二度塗りするよりもリスクは下がる気がします。
(絶対ではないので過信しないでくださいね。)
サフを塗装すると、今まで見えにくかったヒケ等が目立って見えてきます。
ここは合わせ目を消した部分のヒケですね。
こういう失敗箇所を探す為にもサフは非常に効果的です。
見つけたヒケは即修正します。
パテを盛るか、私のように黒い瞬着を使って埋めてから
再度削って整えましょう。
修正したらもう一度サフを塗装して完成です。
キレイに直りました。
続いて、3つしかありませんが赤と黄色のパーツです。
こちらはナスカのピンクサフを使用しました。
赤や黄色(白もですが)は隠ぺい力が低く、下地の色の影響をモロに受けます。
下地が消えるまで何度も塗り重ねると厚塗りになってしまい
野暮ったくなるので、下地の色を工夫する事で色のトマリを良くしてやります。
ちなみに真っ白にする時は下地にホワイトサフやベースホワイトを使うと
一発で白が出ます。
最後に外装の紺とアイボリーのパーツですが
こちらはナスカのメカサフ(ヘヴィ)を使用しています。
本来、アイボリーに塗るのなら薄いグレーの方が相性がいいのですが
各部にグレーで塗り分ける箇所がありまして
サフ>カラー>マスキング>グレー と塗るより
ヘヴィグレーサフ>マスキング>カラー の方が一つ工程が減るので、
今回はこちらを選択しました。
濃い分、薄い色は塗りにくくなるので
手間を惜しまないのなら通常のクレオスサフを使いましょう。
そして、こちらも合わせ目の修正です。
合わせ目消しが下手なので、修正個所が多い・・・(汗
修正したら再度同じサフを塗って完成です。
サフを使って、仕上がりのチェックをする事をよくサフチェックと言います。
丁寧に作業するなら1000番くらいのサフを一度全部塗り、
パーツを磨き直してから、カラーサフ等でサフ仕上げをしますが
今回は少しでも工程が少ない方がいいと思ったので
色々と並行した内容にしてみました。
メカサフは非常に便利ですが
専用のシンナーを使わないといけなかったりしますので
その辺りでコストは少しかかります。
又、缶サフェーサーも便利なのですが、吐出圧が高いので
塗装ブースで吸いきれなかったり、フィルターが目詰まりしやすいので
私はあまり使いませんね。
さてさて、5日目の内容はいかがでしたか?
サフは絶対に必要なものではありませんが、
メリットが非常に多いので、出来るだけ使いましょう。
特に、剥がれにくい強い塗膜を作る為には
前回の表面処理によるアシ付け+サフが必須になります。
次回はいよいよカラーの塗装ですね~。
一番楽しい時間です。
それでは、また次の製作記でお会いしましょ~ノシ